20世紀半ば＝1940～60年代にデザインされた家具や建築。

第二次世界大戦後に世界の産業がヨーロッパからアメリカへ移った時期であり、デザイン産業においてもそれまで主流だった、装飾が施された豪華な家具から、機能性と美学的価値を両立させることを目的とし、直線的でミニマルなデザインが特徴的です。
 
また、軍事産業によって生み出されたFRP(繊維強化プラスチック)やプライウッド(成型積層合板)といった新しい素材の使用や木材の自然な美しさを生かした仕上げ技術の発展などもこの時期に進化しています。
新しい素材を家具に用いることで、これまで不可能だった曲線をデザインに取り込み、シンプルでありつつもオリジナリティに富む家具は、不朽の名作として今もなお高い評価を受け、多くの人を魅了し続けています。